国際女性デーを知っていますか?
BOODYのECサイトをご覧の皆さまこんにちは。
エシカルライフ研究家のRIRIKOです。
皆さまは3月8日の「国際女性デー」という日を知っていますか?国際婦人の日、国際婦人デー、国際女性の日とも呼ばれています。国連が、女性の十全かつ平等な社会参加の環境を整えるべく、1975年に制定した記念日のひとつ。イタリアでは女性にミモザを贈る日とされていて、春の訪れをそっと告げるあの可憐な黄色い花と共に、日本でも少しずつ広まっていった記念日でもあります。
近年の日本では女性の社会進出や管理職へのバックアップはあるものの、先進国の中において女性管理職の割合が最低ランクといまだに低いのが現状です。現在はフリーランスですが、会社勤めの経験もあり、整えるべきは「環境」ではなく「意識」なのでは?と1人の女性として感じずにはいられません。
勤めた会社によって全然違った「女性の立場」
私自身の過去を少しお話ししますと、小学生の頃、ある物語を読んだことから「女子校」に憧れ、中学校からの学生時代をずっと女子校で過ごすことになります。当然、学校の生徒は「女性」しかいないわけですから、学園祭で金槌を持つのも女性。高い場所にのぼるのも女性、女性だからと特別扱いされることはなく、クラブ活動だってものすごくハードな日常生活を送っていました。
その後勤めた会社が外資系化粧品メーカーで、こちらもほとんどが女性ばかり。そして上司はフランスの方でした。初めて勤めた会社がこの環境で、実はすっごくラッキーだったような気がしています。その会社は「女性も男性と同じように」というより、そんなことを言う人がそもそもいなかったと言う方が正しいのかもしれません。仕事に男性も女性も関係がなく、同等であることが至極当然の環境でした。
ところがその後転職した日本の化粧品メーカーで、驚くようなことに出会います。
管理職40名の中、女性は2人。
前述の環境が当たり前だった私は、総会などで前に立つ管理職のなかに女性がほとんどいないことに違和感を覚えたのを昨日のことのように覚えています。ほんの十数年前のことです。さらに、私の配属された部署の女性は既婚者がゼロ。平成の終わりの頃でしたが、寿退社があたり前の会社でした。そして数年後、その部署で子どもを持ちながら総合職で働く、最初の人が私となります。
当時は平成22年〜23年。保育園の空きを待って、やっとこさ仕事に復帰したものの、私の作ったもの以外食べない長男のことが心配で心配で…。当然毎日のお便りに「給食を食べません」という言葉が並びます。
さらに、お子さんを持ちながらお仕事を持ったことのある女性は必ず経験する、仕事が立て込んでいる時ほど、子どもが熱を出すという怪奇現象。そして、おそらく日本だけでは?と思うのですが、子どもが体調不良で休むのは、暗黙の了解で母親という「無言の圧力」を感じながらの綱渡りのような日々。追い討ちをかけるように、何ヶ月経っても全力で保育園を拒否する長男。
あの数ヶ月の毎日を思い出すだけで泣けてくるのですが、実は全力で保育園を拒否し続けた長男が、とにかく朝になると熱を出す、お腹を壊す、を繰り返し、私の心が痛んでしまい、実はその後退職することになりました。その時は退職がマイナスだと思ったのですが、今ではライターとして仕事をするきっかけになったので、今考えると長男に感謝なのですけれどね。
「無言の圧力」の強さはスーパーサイヤ人
思い返してみれば…
当時勤めていた会社には、残念ながら小さな子を育てながら総合職を全うするだけのシステムが整っていませんでした(その後色々と改善され、今はたくさんの後輩たちがお子さんを持ちながら頑張っています)。もちろん、我が家の長男の個性はありましたが、その環境もさることながら「無言の圧力」を自分自身に刷りこんでいた私にも原因があるのでは?と今では思います。
ほとんどの小さな子は、熱を出したり体調を崩した時、そばにいて抱っこして欲しいのはお母さん。それを母親も十分にわかっているから、それを「無言の圧」だと思ってしまうふしがあります。でも、自分も本当は一緒にいてあげたかったりするのですが…。
ところが最初に勤めた会社のフランス人の上司は子どもが熱を出しても、ご主人がお迎えに行くのは当たり前。そこには「母親だから」と言う気負いは見受けられず、両方が「親なのだから当然でしょ?」と言う雰囲気だったのです。
ですが、現在の日本においては、女性だけではなく男性を取り巻く社会の雰囲気というのもあります。男性の育休などを取り入れている会社は増えたものの、まだ活用するには至っていない場合が多くあるのも現状。残業も当たり前、有給も気軽に取れない。そうなると、夕方スーツ姿で子どもを乗せた自転車を猛スピードで走らせるのは、やはり女性だったりするわけです。
日本の場合、この「母親」と「親」の間にうねうねとした大河が流れているように感じるのは私だけでしょうか?家庭における「母親」の役割があまりにも多いと感じますし、家事だって、当たり前のように女性への負担が重く、女性向けの暮らし系雑誌やECサイトは数多く存在するものの、男性向けの暮らし系雑誌はほぼ皆無。ECサイトだって見当たりません。最近は、暮らし系男性インスタグラマーさんも登場していますが、ほとんどが一人暮らしのライフハック系だったりします。彼らが親になる頃には、もう少し現状は打破されているかもしれませんね!さらには子どもに関することって「母親」が必要な場合が多いのも現状(PTAの役員活動等)。これも、いわゆる「無言の圧力」に屈する自分…(笑)。外資系メーカーに勤めていたからこそ感じる、日本に充満する「無言の圧力」の強さたるや、それはスーパーサイヤ人並なのです。
厄介なのが、「無言の圧力」はシステムではなく、見えないけれど重い石のようなものなので、この重さは人によって違うところ。パートナーのお姑さんが「家事を夫にさせない人」だった場合の「無言の圧力」と、そうじゃない人の「無言の圧力」とは違うわけです。そして「システムだから」と正々堂々と有給を取れる人と、「システムだけどさ」と躊躇してしまう人が出てくるのも、とってもよくわかります。
「圧力」からの開放を身につけるものから表現する
国際女性デーを迎えるにあたって、女性がより良く、開放されて生きてゆくために変えなければいけないのは、きっとシステムやルールだけではなく、この「意識」ではないでしょうか?
例えば、BOODYのECサイトをじっくりと見てほしいのですが、そこには下着がイチオシのメーカーであるにもかかわらず、そこに「男性目線」がないことに驚きます。オーガニックバンブーを使ったつけ心地重視の下着に、見られることを意識した「寄せて上げる」機能などは皆無。さらにはモデルの多様性も特に目を引きます。モデルの人種も肌の色も体型も飛び越えて、生きてゆくポジティブさを感じる広告。
化粧品会社に勤めていた頃、とにかく「モテメイク」が人気だったことをこの記事の執筆中に思い出しました。誰かに選んでもらうこと、が主軸の時代だったのでしょうね。けれども、私たち女性はもっと軽やかに、歌うように生きて良いのではないか?と最近は思います。女性らしさを大切にしながらも、自分自身の凝り固まった呪縛を開放してくれる下着。私にとってBOODYはそんな下着です。
身につけるものって、実は女性に多大なる影響を与えます。スカートを履けば、自ずと歩幅は小さくなるし、パンツを履けば大きく一歩を踏み出したくなる。「無言の圧力」と戦うことは立派だけれど、さらっと聞き流す、受け流す、軽やかな生き方というのでしょうか?締め付けない下着は、そんな心持ちを支えてくれるように思えます。
今回私が選んだのは、リブ ローバックブラとフル ボーイレッグブリーフ。両アイテムとも国際女性デーにちなんでパウダーピンクにしました。女性であることに負担を感じることは多々あれど、女性であることは楽しみたい。そんな気分にピッタリのアイテムたち。
ライトサポートのブラは、眠る時にも締め付けを感じないし、ウエストまでしっかり包み込むショーツは、年齢を重ねた女性に嬉しい優しいサポート具合。羽が生えたように軽くて、つけている感じがしないのも、この国際女性デーの開放性とマッチするのではないでしょうか?
さらに、3月の期間中に1万円以上購入された方には、写真のアロマワックスサシェをプレゼントするキャンペーンを実施。
ライム&ムスクの香りで、部屋中がふんわり良い香り。
3月8日の国際女性デーは、女性の生き方、様々なあり方を認めるためにできた記念日ですが、いつかこの日が特別な日にならない日常がやってくることを心から願っています。
女性に生まれたことに感謝をしつつ…。