「女性らしさ」とは?を自問し続けた20代
こんにちは!BOODY愛用者の1人として、国際女性デーの特別コラムを書かせていただくことになりましたさとみです。
2か月前に第一子を出産し、あっという間の日々を過ごしながらこのコラムを書いています。私自身、国際女性デーについては以前から知っていたものの、産後初めて迎えるこの日は、改めて女性としての今の自分を見つめ直したいと思うようになりました。BOODYのECサイトをご覧になっている皆さんにとっても、そんなきっかけとなれば嬉しいです。
私は現在、夫と生後2か月の子供、5匹の愛犬たちと暮らしています。新米ママとして慣れない育児との格闘、そして愛犬たちの散歩と食事のことを考えているうちに1日が終わってしまう毎日。それでも新しい発見や穏やかな幸せが日々の中にあり、子供と一緒に自分の成長を感じることもあります。
そんな私ですが、妊娠前には外に出ることも、体を動かすことも、仕事も、お酒も大好きで…。毎日家にいるなんて信じられない!なんて思っていました。また、4人姉妹の真ん中、一卵性双生児として育ったせいか、小さい頃から貪欲で負けず嫌いな性格。そして周囲にどう思われるか?を人一倍気にしていたと思います。
私が「女性らしさ」とは何だろうと考えるようになったのは社会人になってからでした。新卒で入社した会社はITベンチャー企業。年齢も性別も関係なく、成長のチャンスがあると闘志を燃やしていました。1年目ではBtoBの飛び込み営業。サービスにニーズのある顧客層や効率的なアプローチを自分なりに考え抜いて収めた連続月間MVP!…と自負していたのですが、周囲から言われたのは「20代女子の特権だよ」という言葉でした。他にも「展示会には女子が立たなきゃ」「飲み会に花を添えて」…。本当にこんなことがあるんだ、と驚き、ショックでした。
一人のビジネスパーソンとして見てほしい、という思いから、ファッションやメイクを見直そうとした時、自分はなんのために自分を飾るのか、とふと疑問が沸いてきたのです。何年も当たり前のようにつけてきたまつ毛エクステとカラフルなジェルネイルを外したらサッパリした気分で、無意識に “可愛い女子” を纏おうとしていた自分に気づきました。
2年後に転職した会社では、社内外の多様な方々とプロジェクトを進行する仕事に。意思を尊重してくれる上司に恵まれ、仕事の楽しさを知っていったことで、キャリアアップへのモチベーションも高まっていきました。
そんな時にぶつかったのが女性としてのキャリアの壁。
管理職の女性比率はまだまだ低く、特に出産・育児を経て復職した女性は補助的な業務につくことが多く、仕事のやりがいも給与や役職も得づらい現実が目の前にありました。もちろん全員ではありませんが、保育園への送り迎えはママが行うことが当たり前で時短勤務しか選択肢になく、自ら仕事をセーブする先輩の姿も見ました。
男性を支える役割、キャリアより家庭を優先することは女性らしさなのでしょうか?
そんなもやもやを感じながらも、仕事にも遊びにも、全力投球できるのは今だけ、と私自身もどこかで思っていた気がします。
妊娠によって現れた変化にとまどう
赤ちゃんがお腹にいることが分かったのは、昨年の春。長く待ち望んでいた妊娠にドキドキワクワクでいっぱいでした。妊娠初期は体の変化に実感がなく、動きたい気持ちを抑えるのに精いっぱい。ありがたいことにつわりも軽く、ノンアルコールビールの飲み比べをしたり、運動代わりに犬の散歩を長めにしたり、今のうちにと近場の旅行やカウンター席の飲食店を楽しんだり…。超活動的なマタニティライフを過ごしました。
それでもやはり、心と体にはマイナートラブルが訪れます。
仕事では、妊娠が分かった直後からコツコツと引継ぎ準備を始めたのですが、いざ産休が近づくとやり残したことがたくさん。心の準備もしてきたはずが、長期にわたるプロジェクトが多いため、チームを離れる寂しさを感じたり、途中で仕事を任せるメンバーへの罪悪感に苛まれたりしました。
体の面では、これまで肌トラブルをほとんど経験したことがなく、夜は5分で眠りに落ちる健康体だったのですが、人生で初めて乾燥して肌が痒くなり、ベッドに入ってもなかなか寝付けない。妊娠後期には、血流が悪くなってむくみと手足の冷えに悩まされました。
気を付けていたのは、肌と体を健やかに保つこと。お風呂上りにオイルでしっかり肌を保湿し、就寝前にはストレッチで体をほぐしてリラックス。インナーとナイトウェアはすべてBOODYを着用するようにしました。中でも重宝したのがLYOLYTE®︎の下着。肌ざわりが優しく、締め付けが少なく程よいホールド感もあるので、日中も夜も1日中着ていられます。
ブラは妊娠中期に1サイズアップ(XS→S)、後期にさらに1サイズアップ(S→M)し、ショーツはサイズアップに加えて形もカバー面積が広いものに変えていきました。マタニティ専用のインナーも試しましたが、縫い目が気になったり、柔らかすぎてホールドが足りなかったり…。そのまま授乳用としてもBOODYのLYOLYTE®︎を愛用しています。
冷え対策にはフルレギンスとチャンキーベッドソックス。お腹と足首をやさしく包んでしっかり温めてくれるので、産前から産後まで毎日身に着けています。
いつものリラックスした様子をマタニティデッサンとして、友人に描いてもらいました。
今の自分を受け入れて、変化を楽しむこと
産後2か月が経ち、たくさんの人から大変でしょう?辛くない?と声をかけていただくのですが、今のところ意外と大丈夫です(笑)。
欲張りな自分が赤ちゃん中心の生活に切り替えられるのか不安でしたが、元気に生まれて、毎日生きているだけでも大変なこと。そして、その中に発見と成長がたくさんあります。また、限られた時間になって初めて、自分にとって大切なものがよりクリアになった気がします。少しずつ生活リズムができてきても予定は1日1つ。静かに集中できるのは1日に2時間程度。その時間を誰に、何に使うのか、考えます。
例えば料理。
夫から「家事はそこそこでいいよ」と言われたのですが、なんとなく寂しい。どんなに忙しくても、季節の食材でメニューを考える時間、丁寧に料理をする時間、何より美味しく食べるその瞬間は、私にとって自分らしくいられる大切な時間だと気づきました。その代わり、他の家事すべてが超効率的になり、また夫に200%甘えています。もちろんまだまだ新米ママ。これからたくさん苦労するんだろうなと覚悟しています。
でも、この約10か月だけでもこんなに心と体が変わるんだと知ると、凝り固まっていた考えが少しほぐれて、今を精いっぱい楽しめば良いのかな、なんて気楽になれます。20代にずっともやもやしていた「女性らしさとは?」という問いに、今の自分なりの答えを出すとしたら、
「自分の好きを大切に。変化を受け入れて、今をしなやかに楽しむこと。」
きっと近い未来に訪れる変化にも、楽しく向き合っていきたいと思います。
プロフィール
30代の新米ママ。2022年12月に第一子を出産し、初めての子育てを楽しみながらも奮闘中。Instagramでは趣味の料理と5匹の愛犬達をラフに発信しています。